竹岱亭EVENT & TOPICS

兵庫で染色、和更紗など伝統工芸の作品を創作する「竹岱亭」の最新情報をお届けします。

少し前から問い合わせのあった〝襟を染める“ 
作業。臨月の大仕事…

そう、依頼主は臨月のお客様です。

希望の色は、墨色とベージュ。
墨色→イカ墨コンク
ベージュ→くぬぎの皮をチップにした物

まずは、どの種類をどの色で染めるかの選別。
そして湯通しの下準備をします。


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まずは火を使わないイカ墨染めから

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イカ墨を染めている横で、くぬぎの染料を煮込みます。このチップは、主がコツコツとチップにした物。随分濃い色が出るはず。

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くぬぎの媒染はアルミ系、そして少し鉄媒染も…

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合計300枚以上の襟とレースの染め上がり!
素材とその時の色素の具合で、本当に様々な色になりました。気になっていた出産前の大仕事だそうです。大満足‼️







三木市緑が丘公民館の更紗の会の生徒さん。
バリのダンスのポーズと楽器の組み合わせを、輪郭線も木版更紗で染められました。

回りの空白の部分に型紙で金色に染める仕上げに来られました。高度な技術の要る事は、工房に来て頂くのがうまく仕上がります。



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型紙の中から選ばれた柄

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気温と太陽のおかげで、あっと言う間に乾いて終了!

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これは、額に入る予定です。





日時: 令和2年9/3(木)〜9/12(土)
    11:00〜18:00 最終日17:00
               9/7(月)休廊
場所: GALLERY北野坂
   神戸市中央区山本通1-7-17
連絡先: 078-222-5517


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販売用マスクを出展します。
内側のガーゼは竹岱亭オリジナル播州織二重ガーゼを使用しています。シルク63% 綿37%で、とても爽やかです。


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1番陽の高い午後2時、水洗いした糸かせを絞って干している時側に来て『4時になったら川に行かへん?』と尋ねる主。

答えはYesの選択肢しかないのです。それが工房の平和につながるからです(笑)。晩ご飯をご馳走してもらう約束をして、いざ!出発。

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〝川” と言えばここ。取材がある時はいつも此処。ここで、藍染めの布を洗うとまぁとても絵になる場所です。工房から車で15分くらいの近場。

ちょっと、ひなびた少年が魚を追っています。

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連れて帰って来た子達は、元気に泳いでます。

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酷暑
ご機嫌なのは藍液。
10/1番のかせ、75かせ…6歳年上の相棒に手伝ってもらいながら、作業を進めています。

藍液も青色系、染め上がった糸も生地も青色系。でも、僅かに見せる表情に『やっぱり、草なんだなぁ』と、ため息をつきたくなるくらいの美しい瞬間があります。

写真では感じて頂きにくい、この瞬間。
水色、薄い緑、黄緑…何とも言えない色が、空気に触れた途端にどんどん酸化発色していく。待って、待ってと思っている内に、どんどん青色系のいろに変身していく。この瞬間に出会えるから、この作業が続けられるのかも知れない。何度であっても、新鮮で、ドキドキしてしまう。

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水洗いも、楽しい季節。竹林の木漏れ日が、水面の真ん中に…。

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ちなみに、糸はこんな風に絞ります。
道具って、本当に有り難いです。
ひと晩水に浸けていた60かせ、コツコツ向き合って、独りで5時間で干せました…

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7月25日、姫路市石倉zappa村のかき氷機の修理を頼まれました。『これ、手動だから直してみたい』と主は受けたのです。

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しばらく動いていなかったので、サビサビでびくともしない。 何度もサビ落としスプレーをふって、待つ事1週間。ばらして、丁寧に部品を外して分解していきます。

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丁寧に、色を塗っていきます。

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氷を乗せる部分は、美しく変身!

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さて、根気よく元通りの組み立て。

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仕上げの氷の文字は、社長のayuさんが!

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残念ながら、氷の削り染めは又次の機会になりました。











糸をねじねじっとして、藍液の中にちゃぽん
偶然に出来た産物。
濃淡もいろいろ。

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さて、ここから。
じっくりためた、玉葱の皮2.3キロ

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水に浸してあっただけでも、うっすら色が出てる。

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煮込むと、すごい染液になります。
これをお茶がわりに飲むと、血圧が安定すると言われています。名古屋市在住の80代の友人は、薬なしで玉葱茶で、頑張ってます❗️

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約120gのかせを35かせ染めました。何とも言えない、もえぎ染め。うこんの黄色と違って、落ち着いたもえぎ色。


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その糸を西脇市にある工場に。
かせ糸をチーズに巻いて行く作業の手伝いに行ってきました。…手伝いと言うより、邪魔しに行った感も無きにしも有らず。でも、めげない。

今まで、糸は手動でしか巻いた事が無かったワタシ。『くれぐれも、怪我の無いように』と簡単に工程を学ぶ。まぁ、そんなに危ない機械ではありません。

でも、勝手に押しかけているので、迷惑はかけれないから、慎重に。

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こんな風に、ゆっくりまわる機会もあります。

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さあ、これからどんな風に展開されていくのか、楽しみです。


ちなみに手で巻く場合は、こんな感じになります。

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日時: 令和2年8月1日土曜日〜8月31日月曜日
会場: 兵庫県小野市上本町94     小野商店街
休日: 日曜日&水曜日 お盆休み
営業時間: 13:00〜17:00
連絡先: 0794-63-2126
   ※現在はカフェのみ営業

メイン作品
  日本のクレイジーキルトの第一人者
 宮谷真知子氏による、播州織の生地を
 使ったクレイジーキルトの作品‼︎
 来年5月に開催予定の教室展に向けて
 作られた新作を公開致します。
 是非会場にて、実物をご覧頂きたいです。
 サイズ135✖️135㌢

作品の一部



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展示即売内容

 ⚫︎草木染めの生地や完成品
 ⚫︎草木染めの糸 刺し子関連品
 ⚫︎木版で染めた更紗布や完成品
 ⚫︎播州織の生地を使った小物等

在館予定表
 希望者の方にワークショップもします
 詳しくは舘までお問い合わせ下さい。
  8月1日土曜日 刺し子&ちくちく
  8月18日火曜日 播州織の生地とシルク混オリジナルガーゼを使ったマスクを作ろう!
  8月31日月曜日    播州織の生地とシルク混オリジナルガーゼを使ったマスクを作ろう!
  







昨年末から型染めを独学で進められているK様。HPをご覧になられて、いくつかの疑問点を解決される為に、工房に来て下さいました。

まずご自身の会社のロゴマークを彫ることに


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伊万里シリーズの型紙の中から、型紙を選んでいきます。糊の調合を終えて、糊おきのコツを伝授。

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伸子を張るのも、コツが要ります。

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均一に染める為に、糊が落ちないように気を付けて、湯につけます。

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糊を落として、酢酸で色止めしたら、こんなに鮮やかになりました!

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久しぶりの原寸大下絵描き❗️

ピノキオのお話に魅せられた人が、クジラのオブジェが作りたい!と盛り上がった話がありました。

『どうせなら、クジラの原寸大で作ったらどうや?』と、主が提案して…とんとん拍子と言うのか、作る事に決まりました。予定はお盆迄。

主は、まっこうクジラの姿が絵になると申します。若かりし頃四日市で開催された’くじらサミット’ に筒描きで藍に染めた作品を出品させて頂いた事があります。

 
感覚をつかむ為に、原寸大の下絵を描く事になりました。原寸大の下絵は大幕作成以来。なかなか身体にこたえます。

高さ2.8m、長さ12m

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前日の夜に集合かけたのにもかかわらず、3人の助っ人達のお陰で無事完成
いつも色々な人達に助けられています。
おかげ様で、有り難うございますます‼︎

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